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書誌情報

論題:東日本大震災の住宅再建に関する地域差

15.02.27[ 更新15.04.02 ]

タイトル
東日本大震災の住宅再建に関する地域差
要旨

東日本大震災の住宅再建は,阪神・淡路大震災以上に時間を要する可能性が高い。一方,被災地に対する関心の低下が指摘されるため,地域間の再建時期の差を地図化することで,被災者が感じる住宅再建の遅さや被災者間の再建時期の差など,多様な住宅再建の実態についてより深い理解が促されると期待される。そこで本稿は住宅再建の実態を,加算支援金および災害復興住宅融資の申請・支給件数に基づくクラスター分析から地図化し,住宅再建の時期や場所から地域差を明らかにした。結果,都市部や土地供給が潤沢であったと考えられる地域から住宅再建が積極的に行われ,沿岸被災地では,自力による住宅再建は震災直後から2 ~ 3 年後に活発に行われているなどの地域差を市区町村単位で把握することができた。こうした多様な住宅再建の実態に対し,柔軟で息の長い政策対応が求められている。

刊行年月日
2015年03月01日
著者/
研究者紹介
多田   忠義 (タダ タダヨシ) : リサーチ&ソリューション第2部   主任研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2015年03月号 第68巻 第3号 通巻829号  62 ~ 77ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2015/03/
第一分野
(大区分):経済・金融  (詳細区分):国内経済
キーワード
住宅再建,加算支援金,災害復興住宅融資,地域差,東日本大震災
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1503re5.pdf  7.1MB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5556.html