書籍案内
『地域金融機関のCSR戦略』
要旨

わが国でCSR(企業の社会的責任)が注目され始めたのは1960~70年代の公害問題からであるが、時代ごとに注目されるテーマは変化してきた。当初CSRは、企業等の公益事業などへの寄付活動を主体とした取組みと認識されたこともあり、企業収益が低迷すると活動が取りやめになることも少なくなかった。しかし、近年は、地域の社会的課題に積極的に取り組む企業が増加している。このような動きは金融機関にも当てはまり、今日ではCSRを経営理念の柱の一つとして位置付ける金融機関も少なくない。
本書は、「地域金融機関とCSR」をテーマに、著者が地道に全国の地域金融機関を訪問して聞いた「現場の声」をまとめた、実態調査の集大成ともいえるものである。地域金融機関が果たすべき社会的責任と使命を真摯に追求しようとしている方々の一助になれば幸いである。
目次
はじめに
第一章 金融機関とCSR 「業績依存型CSR」から「本業を通じたCSR」へ
第二章 環境保全に取り組む地域金融機関
第三章 多重債務問題に立ち向かう地域金融機関
第四章 バリアフリー店舗を中心とした来店誘致戦略
第五章 障がい者雇用に取り組む地域金融機関
第六章 CSRコミュニケーションの考え方とその取り組み
第七章 協同組織金融機関の連携型CSR活動
―全信協・信金中金,労金協会,農林中金を中心に
第八章 東日本大震災と地域金融機関
おわりに
CSRについての理解を深めるためのブックガイド
(発行元 本書掲載ページリンク:
http://www.shinhyoron.co.jp/cgi-db/s_db/kensakutan.cgi?j1=978-4-7948-0877-6 )

