1. TOP
  2. 刊行物
  3. 書籍案内
  4. 『新規就農を支える地域の実践 -地域農業を担う人材の育成-』

書誌情報

『新規就農を支える地域の実践 -地域農業を担う人材の育成-』

14.04.11[ 更新18.12.20 ]

タイトル
『新規就農を支える地域の実践 -地域農業を担う人材の育成-』
要旨

JAグループは近年新規就農者支援の取組みを強化してきております。平成22年4月の全JA調査によると、新規就農者を受け入れる研修制度を設けているJAは153JA(22%)、新規就農者への技術および経営管理研修、資金対応等のフォローを行っているJAは409JA(59%)、そして新規就農者を担い手として位置付けているJAは387JA(56%)となっております。また、JAバンクにおいては、新規就農希望者の研修受入先に対して必要な費用の支援を行う「JAバンク新規就農応援事業」(研修生1人当たり年額12万円を助成)を22年度に創設しております。
当研究所においても新規就農者の動向を正確に把握するために、23年度と24年度の2か年にわたり新規就農者の実態調査を一般財団法人農村金融研究会に委託しました。調査を通じて明らかになったのは、新規就農者が地域農業の担い手として確実に存在感を高めていることであり、また、新規就農者の育成においてJAが大きな役割を果たしているという事実であります。そして、新規就農者の育成は個別経営の継承という視点にとどまらず、地域農業の継承という視点でとらえることが、今後の地域農業の維持にとって極めて重要だということであります。
調査によって得られた知見を地域と農業の問題を考える多くの方々と共有したいと考え、本書を出版することといたしました。
 今後のわが国の地域社会と地域農業の活性化を考える一助として、ご高覧いただければ幸いです。

目次・表紙
『新規就農を支える地域の実践 -地域農業を担う人材の育成-』
まえがき
第1章 農業・農村をめぐる問題と新規就農支援
第2章 新規就農の動向と支援の特徴
第3章 農業法人で技術を磨いた新規参入者に対する就農支援
第4章 産地維持を目指す農協や農業者グループの新規就農支援
第5章 中山間地域の農村維持と新規就農支援
第6章 産地と地域社会を維持する新規参入支援
第7章 総括と展望
刊行年月日
2014年03月30日
著者/
研究者紹介
株式会社   農林中金総合研究所 (カブシキガイシャ ノウリンチュウキンソウゴウケンキュウショ)
若林   剛志 (ワカバヤシ タカシ) : リサーチ&ソリューション第1部   主任研究員 研究員紹介を見る
坂内   久 (バンナイ ヒサシ) : 一般財団法人農村金融研究会 主席研究員
鈴木   利徳 (スズキ トシノリ) : 一般財団法人農村金融研究会 専務理事
江川   章 (エガワ アキラ) : 農林水産省農林水産政策研究所 主任研究官
両角   和夫 (モロズミ カズオ) : 東京農業大学総合研究所 教授
一般財団法人   農村金融研究会 (イッパンザイダンホウジン ノウソンキンユウケンキュウカイ)
出版地
東京
出版者・
発行元
農林統計出版株式会社
形態(サイズ、
ページ)
A5判146頁
入手条件・
価格
定価 1,800円(税別)
掲載媒体
『書籍』
2014年03月30日号
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  
(詳細区分):国内農業
ISBN
978-4-89732-290-2
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/publication/books/5195.html