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書誌情報

論題:【東日本大震災復興に向けて】T漁協におけるワカメ養殖再開に向けた取組み―漁業再建に不可欠なワカメ養殖の再開―

14.03.11[ 更新14.04.03 ]

タイトル
【東日本大震災復興に向けて】T漁協におけるワカメ養殖再開に向けた取組み―漁業再建に不可欠なワカメ養殖の再開―
要旨

ワカメの養殖は,1年のサイクルでおこなわれ,収穫までの期間が短いので,漁家の当面の収入を確保する上で,極めて重要である。ワカメ養殖が再開されれば,収入源を失った漁業者に対し,生活費の前渡しが可能となる。
T漁協では,養殖生産額を前渡しする仕組みとして,養殖班で定めた額を着業の月から毎月支給することを検討している。例えば4名で構成する養殖班で,ワカメの養殖台数30台を有する場合,ワカメの収入を1台40万円と仮定すれば,養殖班で1200万円の水揚げが見込める。1人当たりの水揚げは300万円となり,前渡生活費240万円(20万円/人・月)を差し引いても60万円の配分が可能となる。1カ月の生活費として20万円あれば,漁業者の生活再建の足がかりになるためである。ここでは,漁業再建におけるワカメ養殖の持つ意味と漁協の取組みについてレポートした。


刊行年月日
2011年08月09日
著者/
研究者紹介
鴻巣   正 (コウノス タダシ) : リサーチ&ソリューション第2部   専任研究員
第一分野
(大区分):協同組合・組合金融・地域  (詳細区分):漁協
第二分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):水産業
掲載媒体
『随時発信レポート』
2011年08月
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/genba/pdf/otr110620r9-2.pdf  198.2KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/publication/other/research/5190.html