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書誌情報

論題:貿易交渉と農業-新しい貿易ルールの確立を求めて-

要旨

1 ウルグアイ・ラウンド以前の農業貿易交渉では各国の利害が前面に出ることが多く,この結果,アメリカとEUは世界における農産物輸出国・地域としての地歩を固めた。その後ウルグアイ・ラウンドおよびWTO新ラウンドでは,包括的な農産物貿易ルールの構築が図られているが,発展途上国や輸入国の発言力が強まるなかで,交渉は長期化の様相を呈している。
2 近年は,FTAの締結が増加しており,これは非締結国をもFTAへの取組みを強く促している。この結果農業分野においては,さまざまな例外扱いが錯綜する複雑な状況が現れつつある。
3 農産物貿易は拡大しつつあり,なかでもアジアの貿易をとおしたつながりは強まりつつある。
4 貿易の自由化をとおした各国経済の緊密化は大きな潮流であるが,一律的機械的な貿易・投資の自由化は,当該国における自立的経済発展にとってマイナスになる場合があるだけでなく,食料問題,農業の多面的機能,環境問題等に悪影響を及ぼす懸念がある。
5 今後も貿易ルールの構築はWTOの場を主としつつ,関係国の相互の発展を基本に,食料・環境問題等への配慮をしつつ,柔軟な自由化と協力の促進等幅広い連携強化を指向すべきである。そして,農業の多面的機能や環境配慮については,WTO交渉において明確に位置付けを行うとともに,FTAにおいてもそれらに配慮すべきことをWTO協定において明記する必要がある。

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http://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n0412re1.pdfPDF(107.9KB)

刊行年月日 2004年12月01日
更新日 2010年09月03日
掲載コーナー名 論調
著者
石田 信隆(イシダ ノブタカ) :基礎研究部 基礎研究部長 研究員紹介を見る
出版者・編者 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
掲載媒体 定期刊行物 『農林金融』
2004年12月号(第57巻第12号 通巻706号) 2~16ページ
掲載号目次 http://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2004-12.html
第一分野 (大区分):農林水産業・食料・環境  (詳細区分):国内農業
第二分野 (大区分):農林水産業・食料・環境  (詳細区分):海外農業
ISSN 1342-5749
キーワード ガット,WTO,FTA,農産物貿易,貿易交渉,多面的機能
 
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