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書誌情報

論題:ドイツのエネルギー協同組合が直面する課題と新たな展開─再生可能エネルギーの「市場化」に対応する事業モデル─

16.06.30[ 更新16.06.30 ]

タイトル
ドイツのエネルギー協同組合が直面する課題と新たな展開─再生可能エネルギーの「市場化」に対応する事業モデル─
要旨

ドイツでは,「太陽光発電設備を設置して固定価格買取制度によって売電する」というシンプルな事業モデルに支えられ,主に市民ボランティア主導でのエネルギー協同組合の設立が相次いできた。しかし,再生可能エネルギー電力の「市場化」を一層進める再生可能エネルギー法の2014年改正などを背景として,その設立ペースが大きく落ち込んでいるほか,金融規制をめぐる議論を受けて,「協同組合の本質」に沿った事業を行うことが一層意識されるようになっている。
一方,エネルギー協同組合のなかには,太陽光発電直接消費モデル,住宅協同組合との連携モデル,連合組織モデル,地域熱供給モデルといった新たな事業モデルに取り組む事例が見られている。これら4 つの事業モデルは,小規模なエネルギー協同組合が市場における競争や不確実性を回避して事業を行うことができ,かつ社会的・経済的利益の共有という「協同組合の本質」に沿ったものとして注目される。

刊行年月日
2016年07月01日
著者/
研究者紹介
寺林   暁良 (テラバヤシ アキラ) : リサーチ&ソリューション第1部   主事研究員
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2016年07月号 第69巻 第7号 通巻845号  18 ~ 31ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2016/07/
第一分野
(大区分):協同組合・組合金融・地域  (詳細区分):海外協同組合
第二分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):環境
キーワード
再生可能エネルギー,エネルギー協同組合,ドイツ再生可能エネルギー法,地域からのエネルギー転換,協同組合間協同
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1607re2.pdf  766.9KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/6047.html