社長挨拶

当社の特色は、マクロ経済金融調査に加えて、農林水産業の諸課題についての調査研究部門ならびに協同組合の制度や運営についての調査研究部門を有するところにあります。06年から08年にかけての原油・穀物の急騰、08年の世界金融危機とその後の社会・経済システムの修正過程のなかにあって、これまで以上に当社の特色ある研究蓄積が注目されました。
例えば、07年から10年にかけて、各研究員が分担して世界の主要な穀物生産国・地域を訪れ、現地の農業生産の状況・農業政策・穀物需給動向を取りまとめた調査報告は、変貌する世界の穀物市場の実態と背景をわかりやすく伝え、また、農林漁業協同組合の情報蓄積や欧州の協同組合銀行についての研究蓄積は、世界金融危機後のパラダイム転換にあたって重要な参考情報を提供しています。さらに、昨年来、「地域」「農林水産業」の視点からTPPが抱える問題を積極的に論じ、今年度は東日本大震災からの復旧復興調査に力を注いでいます。
経済金融動向につきましては、常時的確にフォローする体制を整え、分析結果をタイムリーに発信しています。定期的に公表する経済見通しをはじめ多くの調査研究内容は、激変する環境下においても長期間にわたり利用者の皆様から高い評価を頂いております。
また、詳細な農林金融統計の蓄積など、他に例を見ないデータ蓄積も多くの関係者に活用されています。
今後も農林漁業系統機関の事業展開に資するとともに、農林漁業と協同組合に関して多くの皆様の理解が得られますよう、適時的確な情報を発信して参りますので、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
2011年10月
株式会社 農林中金総合研究所
代表取締役社長 宮園雅敬

