書誌情報
論題:米国の物価上昇圧力と今後の金融政策の方向性をどうみるか
04.06.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 米国の物価上昇圧力と今後の金融政策の方向性をどうみるか
- 要旨
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・現在の局面は、前回景気サイクルにおける回復・拡大局面であった94年当時とよく比較される。94年2月からほぼ一年の間にトータルで3%の利上げが実施された。しかし今回は、そのような急速な利上げではなく、景気・物価を睨みながらの慎重なものとなる可能性が高い。
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・94年当時は、設備稼動率の上昇や失業率の低下に代表される需給逼迫により、インフレ懸念が高まっていた。しかし90年代後半以降、労働生産性の向上などが物価上昇を抑制しており、この状態は今でも健在である。原油価格高騰など懸念材料はあるが、物価上昇圧力は必ずしも一方的に強いわけではない。
- 刊行年月日
- 2004年06月01日
- 著者/
研究者紹介 -
永井 敏彦 (ナガイ トシヒコ) :調査第二部 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2004年06月号 第15巻 第6号 通巻163号 10 ~ 12ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(海外経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):海外経済
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):海外金融
- キーワード
- 米国,景気回復,利上げ,設備稼動率
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/375.html