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書誌情報

論題:米国のコアインフレ率の動向と金融政策の先行き

06.07.01[ 更新10.06.18 ]

タイトル
米国のコアインフレ率の動向と金融政策の先行き
要旨

・ 米国景気は、企業収益の好調さと設備投資の順調な拡大を背景に底堅い拡大を続けている。しかし一方で、住宅着工・販売の減少など、景気減速の兆候も目立つようになった。また自動車購入など個人消費、雇用の伸びも鈍化している。その原因は、金利上昇効果の波及とエネルギー価格の高騰である。
・ エネルギー価格高騰がインフレ圧力として物価安定を脅かしている。しかし企業の仕入れ価格上昇分の小売段階への転嫁は、以前よりは多少進んでいるものの、それほど度合いが大きいわけではない。コアインフレ率が上昇しているが、これについては、帰属家賃の上昇を反映したところが大きい。
・ FRBは6 月28 日のFOMCで、FFレート誘導水準を0.25%引き上げ5.25%とするとの見方が圧倒的である。しかし景気減速の兆しが明らかななかで、インフレ懸念を理由に利上げを続行することは、FRBにとって大変難しい選択である。

刊行年月日
2006年07月01日
著者/
研究者紹介
永井   敏彦 (ナガイ トシヒコ)
掲載媒体
定期刊行物 『金融市場』
2006年07月号 第17巻 第7号 通巻188号  11 ~ 14ページ
掲載コーナー
情勢判断(海外経済金融)
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/2006/07/
第一分野
(大区分):経済・金融  (詳細区分):海外経済
第二分野
(大区分):経済・金融  (詳細区分):海外金融
キーワード
米国,FRB,利上げ,住宅,物価
出版者・編者
株式会社農林中金総合研究所  
ISSN
1345-0018
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/f0607usa.pdf  110.5KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/504.html