書誌情報
論題:農業分野における外国人材の人権リスクと金融機関の役割─現場ヒアリングに基づく構造分析と対応の方向性─
26.09.01[ 更新26.08.31 ]
- タイトル
- 農業分野における外国人材の人権リスクと金融機関の役割─現場ヒアリングに基づく構造分析と対応の方向性─
- TITLE
- Human Rights Risks for Foreign Workers in the Agricultural Sector and the Role of Financial Institutions: Structural Analysis and Practical Implications Based on Field Interviews
- 要旨
-
近年、企業に対してサプライチェーンを含めた人権尊重の取組みが求められるなか、農業分野においても外国人材の受入に伴う人権リスクへの対応が重要な課題となっている。他方で、現場におけるリスクの多くは、明確な法令違反として顕在化するものではなく、外国人材の構造的ぜい弱性や農業特有の産業構造、文化的・情報的なギャップなどを背景として生じる「違法ではないが問題となり得るリスク」である。
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本稿では、農業分野における外国人材の人権リスクについて、現場ヒアリングを踏まえながらその発生構造を整理するとともに、受入が円滑に機能している事例の特徴を考察する。人権課題への対応においては、法令遵守のみに着目するのではなく、リスクが生じる構造そのものを把握し、予防的な観点から取り組むことが重要である。また、金融機関は人権リスクを単なる管理対象として捉えるのではなく、取引先への気づきの提供や判断支援、関係者間の連携促進を通じて行動変容を後押しする役割を果たし得る。農業分野における持続的な人材確保と経営基盤の強化の観点からも、人権課題を経営課題として捉え直すことが求められる。 - 刊行年月日
- 2026年09月01日
- 著者/
研究者紹介 -
佐々木 慎吾 (ササキ シンゴ) : 農林中央金庫 法務・コンプライアンス部 部長代理 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2026年09月号 第79巻 第9号 通巻967号 52 ~ 66ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/10292.html