書誌情報
論題:6次産業化の論理と基本課題―農山漁村から市場経済を組み替える取組み―
11.04.01[ 更新11.04.01 ]
- タイトル
- 6次産業化の論理と基本課題―農山漁村から市場経済を組み替える取組み―
- 要旨
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6次産業化の成功は、地域社会の人的資本、ソーシャルキャピタル(社会関係資本)といったソフトな資本を成長の基盤にしており、取組参加者全員の自発的な協働がビジネスの成功要因となる構造がある。他方、ソフトな資本の強みを生かすためには、販売や設備のための一定のハード投資も必要となるが、金融機関の既存スキームではうまく対応できていないのが6次産業化推進の大きなネックになっている。
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農協が6次産業化の歴史的意義をよく認識し推進していくことで、地域と農業を同時に振興できるメリットは大きい。生産者に限らず「地域に農業がある」ことのメリットを地域全体で共有し6次産業化を広げていくことは、農村から日本社会全体のあり方を組み替えていくインパクトがあると考えられる。
- 刊行年月日
- 2011年04月01日
- 著者/
研究者紹介 -
室屋 有宏 (ムロヤ アリヒロ) : リサーチ&ソリューション第2部 主席研究員 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2011年04月号 第64巻 第4号 通巻782号 20 ~ 33ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- キーワード
- 6次産業化,地域活性化,フードシステム,ソーシャル・キャピタル,農村資源
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/3868.html