書誌情報
論題:2014年農政改革と水田農業の課題――切迫するTPPと政権交代で躍り出た政策転回――
14.03.31[ 更新14.03.31 ]
- タイトル
- 2014年農政改革と水田農業の課題――切迫するTPPと政権交代で躍り出た政策転回――
- 要旨
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今般の農政改革の内容は,①農地中間管理機構の創設,②経営所得安定対策の見直し,③水田フル活用と米政策の見直し(米の生産調整の見直し等),④日本型直接支払制度の創設である。
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しかし,①農地中間管理機構の創設や,③米の生産調整の見直し等を除けば,政権交代による揺り戻し,先祖がえりに過ぎない面ももっている。
そこで本稿では,近年の米をめぐる農政展開を振り返った後,今回の農政改革の経緯,背景,内容と問題点を整理するとともに,これらを踏まえた水田農業の課題を検討した。
生産調整見直しによって,主食用米過剰も予想されるが,民間取組みで生産調整の維持が必要である。セーフティネットとして地域別生産費を基準とした変動不足払制等(ゲタ)も求められよう。
- 刊行年月日
- 2014年04月01日
- 著者/
研究者紹介 -
藤野 信之 (フジノ ノブユキ) : リサーチ&ソリューション第2部 専任研究員 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2014年04月号 第67巻 第4号 通巻818号 2 ~ 23ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- キーワード
- 農政改革,生産調整,農地中間管理機構,日本型直接支払,飼料用米,米政策見直し
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5142.html