書誌情報
論題:デンマークの農業と農産物貿易
14.06.30[ 更新14.08.05 ]
- タイトル
- デンマークの農業と農産物貿易
- 要旨
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デンマークが農産物輸出において強い競争力を持つ背景は,①EU共通市場の存在,②養豚・豚肉産業のインテグレーション,③協同組合組織の大きな位置づけ,④品種改良による家畜能力の向上,⑤サンドウィッチ方式と呼ばれる農業者教育,⑥輸出先国別のマーケティング,⑦農業経営の規模拡大,食品産業のM&A,生産資源・経営資源の再配分である。一方で,課題は,①高い生産費,②厳しい環境等の規制,③競争相手国の台頭である。
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日本とデンマークでは,国民1人あたり農地面積,企業の集中度,自由貿易圏の有無等で相違がある。ただし,デンマークにおける食品産業のインテグレーション,協同組合組織の役割,農業者教育,家畜改良の仕組み,食品産業の合併を通じた事業の拡大等は,日本にとって参考となろう。 - 刊行年月日
- 2014年07月01日
- 著者/
研究者紹介 -
一瀬 裕一郎 (イチノセ ユウイチロウ) :基礎研究部 主事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2014年07月号 第67巻 第7号 通巻821号 2 ~ 14ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):海外農業
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5284.html