書誌情報
論題:事例にみる集落営農組織の経営展開――農作業体制と農業機械所有の変化の視点から――
14.10.31[ 更新14.10.31 ]
- タイトル
- 事例にみる集落営農組織の経営展開――農作業体制と農業機械所有の変化の視点から――
- 要旨
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国の政策対応のために設立された集落営農組織のなかでも,営農実体に乏しい組織が多いとされていた東北,関東地域の4つの組織への聞き取り調査結果によると,設立後一定の年数を経て,組織の構成員の高齢化が進み,従来までの構成員中心の農作業体制が維持できなくなり,オペレーターが農作業を担う体制へと移行しつつある。また転作作物(麦,大豆)に関する機械について,各構成員所有からオペレーターないし組織所有へと変化している。
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こうした機械利用の効率化による生産コスト削減にとどまらず,一部の組織では販路開拓等にも積極的に取り組むようになっている。経営作物の複合化や独自販売の強化といった経営展開は,一般の農業法人とほぼ同様である。したがって,地域農業の維持を主目的に活動を開始した集落営農組織であっても,農協に対しては,一般の農業法人が必要とするような事業対応を求めているものと推察される。 - 刊行年月日
- 2014年11月01日
- 著者/
研究者紹介 -
長谷川 晃生 (ハセガワ コウセイ) :調査第一部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2014年11月号 第67巻 第11号 通巻825号 32 ~ 45ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- 第二分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5410.html