書誌情報
論題:インドネシアのバイオ燃料事情――バイオディーゼルとパームオイルを中心に――
15.10.01[ 更新15.10.01 ]
- タイトル
- インドネシアのバイオ燃料事情――バイオディーゼルとパームオイルを中心に――
- 要旨
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本稿は,インドネシアのバイオ燃料,特にバイオディーゼルの現状と課題を論じるものである。
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同国は,エネルギーの自給に資する手段として,また新興経済国ゆえの貧困問題に対処する方途の一つとしてバイオ燃料の意義を認め,2025年までのバイオ燃料混合率目標等の振興政策を進めており,それが拡大している国内需要にも影響を及ぼす可能性がある。一方,供給面では,同国で盛んに生産されているパームオイル(CPO)をバイオディーゼル生産の主原料としており,次第に体制が整いつつある。
このように,政府によるバイオ燃料政策実施後のバイオ燃料の利用促進は,CPOをベースとしたバイオディーゼルを中心として漸進的に進められている。ただし,バイオ燃料の生産は相対的なコスト高のため,原油市場の変動や,石油製品およびCPOの価格動向により影響を受けやすいという課題を抱えている。 - 刊行年月日
- 2015年10月01日
- 著者/
研究者紹介 -
若林 剛志 (ワカバヤシ タカシ) :基礎研究部 主事研究員 研究員紹介を見る 古橋 元 (フルハシ ゲン) : 経済協力開発機構(OECD)農業政策アナリスト - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2015年10月号 第68巻 第10号 通巻836号 46 ~ 57ページ - 掲載コーナー
- 外国事情
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):海外農業
- キーワード
- インドネシア,バイオ燃料,バイオディーゼル,パームオイル
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5787.html