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論題:日本農業の現状と見通し

15.12.30[ 更新15.12.30 ]

タイトル
日本農業の現状と見通し
要旨

本稿の主な目的は、日本農業の基本的な要素の現状と見通しを示すことにより,日本農業のおかれた状況を整理することであり,それを踏まえて,2015年3 月に決定された食料・農業・農村基本計画の特徴のうち3 つについて論じる。
農業労働力については,絶対数が減少し,今後15年程度は高齢者に偏った特異な状況が続くと推察される。生産については,経営規模の拡大等はあっても当面農業部門の国内生産量や生産額が増加することは見込みにくい。農地についても耕地の増加は困難であり,今後の農地中間管理機構による遊休農地利活用の動きが注目される。
また,基本計画については,「日本再興戦略」や「農林水産業・地域の活力創造プラン」が前提となっており,車の両輪のうち産業としての農業を推し進めることの比重が増したと言えよう。しかし,このような産業としての農業を推し進めていく際に,農村社会の維持にも注意する必要がある。

刊行年月日
2016年01月01日
著者/
研究者紹介
若林   剛志 (ワカバヤシ タカシ) :基礎研究部   主事研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2016年01月号 第69巻 第1号 通巻839号  30 ~ 44ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2016/01/
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):国内農業
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1601re3.pdf  999.4KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/5872.html