書誌情報
論題:内発的発展論からみる農村の広域地域組織
16.11.30[ 更新16.11.30 ]
- タイトル
- 内発的発展論からみる農村の広域地域組織
- 要旨
-
本稿では集落機能の低下を食い止めるための「広域地域組織」を紹介するとともに,内発的発展論とゲーム理論の枠組みを活用して,その論点を整理した。
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農村集落の機能低下は静かに進行しており,今後は困難さを増すと見込まれる。広域地域組織は集落機能を維持するための先駆的な取組みのひとつである。
内発的発展論は,「地域」において「地域内資源」を地域外の人材や資金等の資源とともに活用し,「地域経済のみならず社会,福祉,文化,環境をも考慮」しながら「地域住民による自主的発展を目指す」ものであり,同論の研究蓄積から抽出された論点は,広域地域組織を考えるうえでの論点ともなりうることを示した。また,進化ゲームのモデルを用いて,公共財の供給と外部人材の導入について検討した。 - 刊行年月日
- 2016年12月01日
- 著者/
研究者紹介 -
若林 剛志 (ワカバヤシ タカシ) :基礎研究部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2016年12月号 第69巻 第12号 通巻850号 40 ~ 58ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/6201.html