書誌情報
論題:農協と地域運営組織との連携をめぐる論点─その意義と農協の果たす役割─
17.09.29[ 更新17.10.06 ]
- タイトル
- 農協と地域運営組織との連携をめぐる論点─その意義と農協の果たす役割─
- 要旨
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地域社会の衰退が懸念されるなか,全国で地域運営組織と呼ばれる住民の自治組織の設立が相次いでおり,農協には地域運営組織との連携が期待されている。そこで,両者の連携の意義や農協が果たしうる役割について整理を行った。
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地域運営組織は,「協議」と「実行」という2 つの機能を備え,多様な主体の参加,多様な事業の運営,活動範囲の広域性という特徴を有する。これらの特徴は,多様な地域住民との関係づくり,生活と経済にまたがる事業の運営,支所店の事業エリアとの重なりというかたちで農協との接点となる。
農協にとって地域運営組織との連携には,組合員や地域住民,地域内の多様な組織との新たな接点づくりにつながるという積極的な意義が見いだせる。また,農協には農業の活性化や生活インフラの維持などで役割が求められるが,地域運営組織の「協議」に基づいて個別に内容を検討することで,より地域の実情に則した活動を展開することが重要である。 - 刊行年月日
- 2017年10月01日
- 著者/
研究者紹介 -
寺林 暁良 (テラバヤシ アキラ) : リサーチ&ソリューション第1部 主事研究員 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2017年10月号 第70巻 第10号 通巻860号 2 ~ 19ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- キーワード
- 地域運営組織,RMO,地方創生,中山間地域,農山村問題
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/6851.html