書誌情報
論題:体験型農園の普及にかかるJAグループの役割と課題
17.11.30[ 更新17.11.30 ]
- タイトル
- 体験型農園の普及にかかるJAグループの役割と課題
- 要旨
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近年,国が都市農業振興に積極化するなかで,JAグループは都市農業振興策また自己改革の具体策として「体験型農園」に取り組んでいる。体験型農園とは,従来の市民農園に栽培講習などのサービスが付帯したもので,農業所得向上への貢献とともに,利用ハードルの低さから地域住民の農業理解の促進が期待されている。体験型農園の普及におけるJAグループの役割としては,その利用の効果や所得率の高さなどを,消費者ならびに農業者に情報発信することや,栽培指導のサポートなどが挙げられる。一方,体験型農園の普及の課題には,農協におけるマンパワー不足や,既存の市民農園・農業体験農園との競合や収益性の確保に対する不安などがある。これらの課題に対して,農協における先進事例からは,地元大学や病院など地域の関係団体との連携や,利用者間のコミュニティ機能の活用,農協の総合事業性の発揮が効果的であると示唆された。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2017年12月01日
- 著者/
研究者紹介 -
小田 志保 (オダ シホ) :調査第一部 主事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2017年12月号 第70巻 第12号 通巻862号 42 ~ 54ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- 第二分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- キーワード
- 体験型農園,市民農園,農業体験農園,都市農業振興,生産緑地制度,自己改革
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/6919.html