書誌情報
論題:個人リテール金融の最近の注目点―高齢社会への対応を中心に―
18.12.28[ 更新18.12.28 ]
- タイトル
- 個人リテール金融の最近の注目点―高齢社会への対応を中心に―
- 要旨
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家計の金融資産残高は、2018年6 月末時点で1,847.8兆円と過去最高水準を維持している。とくに資金が現金や流動性預金に滞留する反面で、市場性金融商品の保有は伸び悩みをみせている。同時点での家計の金融負債残高は300.7兆円となっており、増加が続いている。これは、残高の7 割を占める住宅資金借入れが堅調に増加していることの影響が大きい。
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金融分野の高齢社会対策では、現役時代からの資産形成の促進について、iDeCoやつみたてNISA等の普及のための取組みが積極化している。現状、現金・流動性預金に滞留する家計の資産が、これらの動きのなかで投資に向かうのかが、今後の注目点になる。そのほかに、住宅資産の価値を現金に転換する金融商品である「リバース・モーゲージ」の活用が期待されており、商品性の改善や取扱金融機関の拡大といった動きが出てきている。 - 刊行年月日
- 2019年01月01日
- 著者/
研究者紹介 -
藤田 研二郎 (フジタ ケンジロウ) :調査第一部 研究員 宮田 夏希 (ミヤタ ナツキ) :調査第一部 研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2019年01月号 第72巻 第1号 通巻875号 16 ~ 30ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- キーワード
- 貯蓄から資産形成へ,高齢社会対策,iDeCo,つみたてNISA,リバース・モーゲージ
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/7391.html