書誌情報
論題:米国の協同普及事業―コーネル大学の事例から―
19.01.31[ 更新19.01.31 ]
- タイトル
- 米国の協同普及事業―コーネル大学の事例から―
- 要旨
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米国の農業者に対する技術・経営支援の制度(協同普及事業)は、日本の普及事業のモデルとなったものであり、その動向は日本の農業者支援制度を考えるうえでも参考となるものであろう。本稿は、米国ニューヨーク州における協同普及事業の現状を通じ、日本への示唆を考察するものである。
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米国の協同普及事業は、日本と異なり、州立大学を中心とした制度となっている。同事業は農村社会全体の活力向上を中心的な課題とし、農業者の組織化にも大きな役割を果たしてきた。米国の農村においても混住化の進展、大規模農家の出現といった構造変化が進展しており、農業・農村において必要とされる支援にも分化が生じ、そうした変化への対応が模索されている。日本においても①大学における総合的な知識・技術の活用、②農業者組織と普及事業の連携、③高度な農業サービスの提供手段等の点において米国の現状に学ぶ点があるものと思われる。 - 刊行年月日
- 2019年02月01日
- 著者/
研究者紹介 -
原 弘平 (ハラ コウヘイ) : 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 常務取締役 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2019年02月号 第72巻 第2号 通巻876号 36 ~ 49ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):海外農業
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/7436.html