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書誌情報

論題:農協における部門横断的な情報共有体制と事業間連携

19.10.31[ 更新19.10.31 ]

タイトル
農協における部門横断的な情報共有体制と事業間連携
要旨

総合事業を営む農協では、異なる事業部門間でいかに情報を共有するかということが課題となる。こうした部門横断的な情報共有は、総合事業性の発揮や利用者目線での事業運営、ビッグデータの活用にもつながると考えられる。
全国的な農協の動向と4 つの取組事例の検討から、今後部門間の情報共有体制を構築するうえでのポイントとして、次のことが指摘できる。まずシステム面での情報共有は、利便性の反面で一定のコストも要する。またシステムを広域的に導入する場合は、連合会・全国機関と単協が担う範囲について議論を深める必要がある。次に日々の業務としての情報共有では、職員の習慣化が課題となる。とくにシステムの活用の定着には、定期的な研修が必要になる。最後に共有された情報の活用方法については、多様な利用者のニーズに対応するなかで、農協内での包括的な事業間連携や地域の外部事業者におよぶ連携等のさまざまな展開可能性をもつ。

刊行年月日
2019年11月01日
著者/
研究者紹介
藤田   研二郎 (フジタ ケンジロウ) : リサーチ&ソリューション第1部   研究員
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2019年11月号 第72巻 第11号 通巻885号  17 ~ 30ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2019/11/
第一分野
(大区分):協同組合・組合金融・地域  (詳細区分):農協
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1911re2.pdf  961.4KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/7777.html