書誌情報
論題:農協による農福連携の展開─「農作業請負の仲介」と「雇用」を行う事例に着目して─
21.01.29[ 更新23.11.22 ]
- タイトル
- 農協による農福連携の展開─「農作業請負の仲介」と「雇用」を行う事例に着目して─
- 要旨
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近年、農業における人手不足解消や障害者の雇用を生む機会として、農福連携の取組みが注目されており、拡大の動きがみられる。そのなかで、特に期待されるのが農協である。農協は農家との密接な関係があることに加え、地域との接点も多いためである。実際、農協における取組みが徐々にみられるようになっており、さらなる展開が期待される。そこで本稿では、農福連携に取り組む4 つの農協を取り上げ、農協が農福連携に取り組む際に阻害要因となる農業側の「障害者とともに働くことに対する不安」を軽減するための方法について検討を行った。その結果、次のポイントが明らかになった。
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農作業請負の仲介の場合は、①明確な仕組みを作ること、②仕組みと福祉側の役割分担を明確にして農家に伝えること、③農家と事業所の間で生じるさまざまな問題に農協が調整役として対応することなどである。雇用の場合は、①雇用前に各障害者の個性を十分に把握できる仕組みを作ること、②雇用後も福祉側に相談できる仕組みを作ることなどである。 - 刊行年月日
- 2021年02月01日
- 著者/
研究者紹介 -
草野 拓司 (クサノ タクジ) :調査第一部 主任研究員 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2021年02月号 第74巻 第2号 通巻900号 21 ~ 37ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- 第二分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/8293.html