書誌情報
論題:数量的に分析した金融機関の店舗の変化─実際にアクセスが可能な実店舗数の推計から─
21.09.30[ 更新23.11.24 ]
- タイトル
- 数量的に分析した金融機関の店舗の変化─実際にアクセスが可能な実店舗数の推計から─
- 要旨
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民間の金融機関の店舗数は、2010年代を通してそれほど減少していないようにみえるが、店舗内店舗などによる再編が進んだことやネット支店が増加したことで、実店舗は15年から20年の5年間で9.2%減少したと推計される。人口減少が進んだ地域では実店舗数が減少している傾向があり、人口動態と実店舗数の増減には相関関係があるとみられる。より詳しく市区町村別に店舗の配置状況をみると、協同組織金融機関の店舗のみ立地している自治体は18%程度で、うち8%は農協の店舗しかない。日本は先進諸国と比較すると、店舗の数が過剰であると言われている。今後、人口減少やデジタルチャネルの普及により、さらに店舗数が減少することが想定される。そうした状況下で金融サービスへのアクセスが困難になる人への対応も一層重要になると思われる。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2021年10月01日
- 著者/
研究者紹介 -
梶間 周一郎 (カジマ シュウイチロウ) :調査第一部 研究員 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2021年10月号 第74巻 第10号 通巻908号 2 ~ 14ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- キーワード
- 店舗再編,人口減少,デジタルチャネル,JA
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/8615.html