書誌情報
論題:協同組合主義再考―古くて新しいもの―
23.09.01[ 更新23.11.24 ]
- タイトル
- 協同組合主義再考―古くて新しいもの―
- 要旨
-
協同組合主義は、19世紀の産業革命後の社会主義思想と密接不可分のものとして19世紀のヨーロッパで誕生した。
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その後、多くの協同組合が誕生したが、労働者生産協同組合は成功せずそのほとんどは消滅した。しかし、モンドラゴンに代表されるように、戦後、新たな形で復活し、社会的経済を担うものとして期待が高まっている。
企業のタイプが資本中心主義か人間中心主義かで、生産性や効率性において異なるという理論的根拠はない。左派の多くの理論家は、依然として労働者生産協同組合は成功しないと主張しているが、それは彼らの頭が皮肉にも資本中心主義の考え方に支配されているからである。
経済社会は様々なタイプの組織が支えており、資本主義か社会主義かといった二項対立的な議論は生産的ではなく、人間中心の倫理的な経済の仕組みが構築できるかどうかは、政治的選択と我々の意識にかかっている。 - 刊行年月日
- 2023年09月01日
- 著者/
研究者紹介 -
明田 作 (アケダ ツクル) : 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 客員研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2023年09月号 第76巻 第9号 通巻931号 40 ~ 53ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):その他
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):その他
- キーワード
- 協同組合主義,社会主義,ユートピア,レイドロー,労働者協同組合
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/9449.html