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書誌情報

論題:宮城県におけるカキ養殖とトレーサビリテイ

04.03.01[ 更新10.06.18 ]

タイトル
宮城県におけるカキ養殖とトレーサビリテイ
要旨

宮城県のカキ養殖は、はえ縄垂下式養殖法の開発によって飛躍的に拡大し、現在は広島県に次ぐ生産量を上げている。
 その宮城県で養殖カキのトレーサビリティシステムが実用稼動した。導入に至った最大の理由は、2002年に発覚した輸入カキの混入偽装)問題とされ、そうした混入防止策もシステムに組み込まれている。さらに、当該システムのデータは、宮城県産カキの流通上の特徴とされる共販においても活用され、今年度の電子入札の導入にもつながっている。
 しかしながら、トレーサビリティの対象となっているのは県産カキの5割程度という状況である。費用負担、内部情報の開示に躊躇する加工業者の存在が影響している模様であり、導入初年度の課題となっている。参加者の拡大による費用負担の相対的低減とともに、製品差別化等消費者の支持が目に見える形で表れることが期待される。

刊行年月日
2004年03月01日
著者/
研究者紹介
出村   雅晴 (デムラ マサハル) : リサーチ&ソリューション第2部   専任研究員
掲載媒体
定期刊行物 『農中総研 調査と情報』
2004年03月号 第207号  10 ~ 14ページ
掲載コーナー
調査研究
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/past/contents/2004/03/
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):食品・フードシステム
第二分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):水産業
出版者・編者
農林中金総合研究所  
ISSN
1881-2902
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/r0403in2.pdf  482.9KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/past/contents/3308.html