書誌情報
論題:市場規律としての預金者行動について -預金者行動と金融機関経営の関係-
09.11.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 市場規律としての預金者行動について -預金者行動と金融機関経営の関係-
- 要旨
-
金融機関にとって最大の資金調達先である預金者の行動は、
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金融機関に健全経営を促す重要な市場規律と言える。
02年3月期における破綻金融機関とその金融機関を救済する金融機関の
それぞれの預金残高を比較してみると、97年3月期以降、預金者が、
破綻する見込みのある金融機関を予想し、その予想に基づいた行動をとった可能性が示されている。
また、02年4月のペイオフ解禁以降の預金者行動について、
03年3月期~08年3月期の各銀行の預金残高を対象にして回帰分析を実施すると、
市場規律としての預金者行動が機能していたと解釈できる結果が得られた。
しかしながら、Too-big-toーfail政策に期待する預金者行動も確認された。 - 刊行年月日
- 2009年11月01日
- 著者/
研究者紹介 -
矢島 格 (ヤジマ イタル) :調査第二部 調査第二部副部長 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農中総研 調査と情報』
2009年11月号 第15号 12 ~ 13ページ - 掲載コーナー
- レポート―経済・金融
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 市場規律,預金者行動,預金者規律,ペイオフ解禁,インセンティブ,金融システムの安定
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1882-2460
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/soken/contents/2345.html