農林中金総合研究所

米国の自動車市場がこのところ回復傾向を強めている。リーマン・ショック後は買い替えが進まなかったが、12年後半以降は雇用環境が改善傾向を示したほか、量的緩和策（QE3）の導入を受けて自動車ローン金利が低下したこと、さらにはガソリン高が続くなか、低燃費車などの新型モデルが登場したことなどから、新車販売が持ち直したと考えられる。先送りされていた買い替え需要が今後も続くことから、自動車市場は好調さを維持するだろう。