書誌情報
論題:【東日本大震災復興に向けて】協業化による早期漁業再開を目指すR漁協の取組み――共同経営の伝統を活かした漁業復旧――
14.03.11[ 更新14.04.03 ]
- タイトル
- 【東日本大震災復興に向けて】協業化による早期漁業再開を目指すR漁協の取組み――共同経営の伝統を活かした漁業復旧――
- 要旨
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R漁協は、大船渡市三陸町の南部地域を管内とし、定置網漁業の共同経営の伝統がある漁協である。1960年代以降、ワカメ養殖を基幹養殖業に発展させると共に、ホタテとホヤ養殖を取り入れ、漁家の収入安定をはかってきた。管内の漁家は、アワビ、ウニを中心とする採介藻漁業とワカメ・ホタテ・ホヤ養殖を核とする沿岸漁業を拠り所として、組合員組織の強固な地域である。
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震災後、漁協がまず取り組んだのは、組合員の安否の確認と漁船を中心にした被害状況の把握である。漁船や養殖施設が全壊するなか、漁協では1日も早い漁業再開を目指して、協業化による復旧も進めている。
本稿では、強固な組合員組織の伝統を活かし、各種の補助事業を導入して早期漁業再開を目指すR漁協の取組みについてレポートした。
- 刊行年月日
- 2012年02月21日
- 著者/
研究者紹介 -
鴻巣 正 (コウノス タダシ) :基礎研究部 専任研究員 - 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):水産業
- 第二分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):漁協
- 掲載媒体
- 『随時発信レポート』
2012年02月 - 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/publication/other/research/5177.html