書誌情報
論題:気候変動適応を支えるデータ駆動型農業─日本での普及に向けた展望─
25.09.30[ 更新25.09.30 ]
- タイトル
- 気候変動適応を支えるデータ駆動型農業─日本での普及に向けた展望─
- TITLE
- Data-Driven Agriculture for Climate Change Adaptation-Prospects for its Diffusion in Japan
- 要旨
-
気候変動への適応を目的としたデータ駆動型農業は、多くの農業者にとって有意義と考えられる。しかし日本では小規模農家を中心にデータ活用の普及が進まず、課題の一つとして地域の支援体制が指摘されている。そこで本稿では、県単位でデータ駆動型農業に取り組む2事例を分析し、成果と普及に向けたポイントを検討した。その結果、地域の関係者を中心とした役割分担により、データ駆動型農業が気候変動適応の成果につながっていることが確認できた。地域の体制に関しては、開発・検証・活用促進・フィードバックといった役割を、県・農協系統・民間企業などで分担しながら連携することが重要である。また政策面では、国の適応計画にデータ駆動型農業を位置付け、導入支援や人材育成を後押しする意義があると考えられる。
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- 刊行年月日
- 2025年10月01日
- 著者/
研究者紹介 -
宮田 夏希 (ミヤタ ナツキ)
Author:Natsuki MIYATA:リサーチ&ソリューション第1部 研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2025年10月号 第78巻 第10号 通巻956号 17 ~ 32ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- キーワード
- 気候変動適応,適応計画,データ駆動型農業,生育予測モデル,リモートセンシング
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/10032.html