書誌情報
論題:荒茶の産地市場の機能変化と流通の課題 -特定実需者向取引の進展と産地の対応-
04.05.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 荒茶の産地市場の機能変化と流通の課題 -特定実需者向取引の進展と産地の対応-
- 要旨
-
荒茶の取引は、中小零細な加工業者・流通業者の実需を基本に、品質評価を重視する小口取引を中心とした流通が形成されてきた。しかし需要の変化に伴い、大手の特定実需者向取引が進展し、均一な品質や大量流通ニーズへの対応に迫られている。
VIEW MORE CLOSE
これに伴い、生産から加工・流通の各段階で様々な構造改革が必要となっており、市場取引や斡旋取引などの取引形態も多様化している。産地においても茶業・流通センターの運営や地域一体型の茶業振興などの対応が進展してきている。
中小零細な加工・流通業者と大手の特定実需者のニーズは基本的に異なるものがあり、異質な要素が流通機構に混在している。このため価格対策や地方市場の活性化など国内産地や中小零細業者向施策の充実をはかると共に、特定実需者向供給は加工原材料対策を基本に進めるなど、総合的な加工・流通施策の構築が求められる。 - 刊行年月日
- 2004年05月01日
- 著者/
研究者紹介 -
鴻巣 正 (コウノス タダシ) :基礎研究部 - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農中総研 調査と情報』
2004年05月号 第208号 10 ~ 16ページ - 掲載コーナー
- 調査研究
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):食品・フードシステム
- キーワード
- 茶市場,荒茶取引,農商工連携,農産加工,食品産業クラスター
- 出版者・編者
- 農林中金総合研究所
- ISSN
- 1881-2902
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/past/contents/3313.html