研究員紹介
多田 忠義 (タダ タダヨシ)
- 役職
- 主任研究員
- 部署
- リサーチ&ソリューション第2部
- 研究テーマ
▼森林セクターを研究領域とし、以下のような具体的研究テーマを設定しております:
【研究の主軸】
・木材・住宅市場の定点観測(主に日本)
・素材生産から住宅市場までの構造再編、制度、林政に関する研究
・森林セクターに関する投融資の環境変化(SDGsやESG投資などについて)【研究の主軸を補完するテーマ】
●山村をはじめとする地域社会の諸課題に関する研究(以下を不定期で研究)
・地方移住(田園回帰)の政策分析
・関連する移住受け入れ組織や新規就農動向の分析
・空き家に関する政策・金融等
・都市-農村論の再構築に関する研究等- 当サイト掲載の
レポート -
- 2024年05月
- 国内ハウスメーカーの先駆的取組みに見いだす東南アジアにおける木造住宅販売の可能性 920.0KB
- 2024年03月
- 自然関連のリスク管理と情報開示で森林認証材が必要とされる時代に 234.0KB
- 2024年03月
- 林地取引の実態と森林組合に求められる役割に関する考察 1.0MB
- 2023年11月
- 木材需要量は16年ぶりの水準まで回復も木材自給率は2年連続低下 648.3KB
- 2023年07月
- 非住宅の新設着工で選択され始めた木造建築物 874.4KB
- 2023年03月
- 農中総研フォーラム基調講演資料『森林クレジットから見える日本林業の課題』 4.7MB
- 2023年03月
- 国勢調査の抽出詳細集計にみる林業従事者の現状と今後 1.5MB
- 2023年03月
- 中央日本の中山間地域における森林所有の実態─森林組合員に対するアンケート調査を事例として─ 5.3MB
- 2022年11月
- 木材自給率は2年連続で4割維持もわずかに低下 757.2KB
- 2022年07月
- ウッドショックおよびロシアのウクライナ侵攻による木材産業への影響に関する基礎情報の整理 4.2MB
- 2022年07月
- ロシア産単板の禁輸が迫る国産材100%合板対応の設計―ロシアによるウクライナ侵攻が木材産業にもたらす課題(2)― 709.3KB
- 2022年04月
- ロシアのウクライナ侵攻による木材貿易・需給への影響に関する基礎情報の整理 3.3MB
- 2022年03月
- 新たな経済秩序に対峙する森林・林業・木材産業─気候変動・生物多様性対策がもたらす機会と課題─ 686.7KB
- 2021年11月
- 48年ぶりに4割を回復した2020年の木材自給率─燃料材の存在感が一段と増す木材需給へ─ 760.2KB
- 2021年11月
- 新たな森林・林業基本計画から考える対策すべき重点課題の評価─林業経営の主体要件、製材用材の増産、再造林の促進が焦点─ 958.3KB
- 2021年07月
- 着実に取り組まれている森林経営管理制度─ 第33回森林組合アンケートからわかること ─ 759.3KB
- 2021年02月
- 木材産業の関連統計からみるCOVID-19の影響(2021年2月15日改訂版) 5.4MB
- 2021年03月
- 大幅減少した林業経営体数と森林保全活動の拡大─2020年農林業センサス第1報のポイント─ 811.5KB
- 2020年11月
- 木材産業の関連統計からみるCOVID-19の影響(2020年11月26日改訂版) 2.3MB
- 2020年11月
- 高まる木材自給率と木材需給の見通し─ 41年ぶりに燃料材需要量が合板用材需要量を上回る ─ 761.6KB
- 主な研究業績
【査読あり】
[1] 多田忠義(2012)東北地方における合板向け国産材供給体制の実態.林業経済研究 58(1),68-77. https://doi.org/10.20818/jfe.58.1_68【査読なし】
[1] 多田忠義(2018)オーストリア山岳地域の小規模自治体を巡る.E-journal GEO 13(1),347-358. https://doi.org/10.4157/ejgeo.13.347【書籍】
[1] 多田忠義訳(2018)第7章 農村を演じる.マイケルウッズ 著,高柳長直・中川秀一監訳『ルーラル:農村とは何か』352p,農林統計出版.
[2] 多田忠義(2018)オーストリアはこんな国:地図とデータに基づく解説.寺西俊一・石田信隆編著『輝く農山村:オーストリアに学ぶ地域再生』216p,中央経済社.【その他商業誌、書評等】
[1] 関根良平・日高良友・多田忠義 (2013)福島県産農産物における風評被害−卸売市場と小売業者の動向−.地理 58(1),99-109.
[2] 多田忠義(2013)書評 松本栄次 著・撮影 写真は語る 南アメリカ・ブラジル・アマゾンの魅力.林業経済66(1)28-31.https://doi.org/10.19013/rinrin.66.1_28
[3] 多田忠義(2015)書評 荒木一視 編著 食料の地理学の小さな教科書.季刊地理学66(3)202-203.https://doi.org/10.5190/tga.66.202【メディア等】
[1] J-WAVE「JAM THE WORLD」『BREAKTHOROUGH』(震災から2年。なぜ被災地の住宅再建が進まないのか?)2013年3月11日- 書籍
「木材産業のあるべき姿と現状を理解する」『SDGs時代の木材産業 ESG課題を経営戦略にどう組み込むか?』日本林業調査会
- 査読付き論文
多田忠義(2012)東北地方における合板向け国産材供給体制の実態.林業経済研究 58(1),68-77. https://doi.org/10.20818/jfe.58.1_68
- 論文・記事
安藤範親・多田忠義(2022)「統計で振り返るウッドショックと解決すべき課題」『山林2022.2』、29-37
安藤範親・多田忠義(2021)「第三次ウッドショックの発生要因と今後の見通し」『木材工業』、555-559
(2021)「日本の森林・林業とSDGSと森林・林業の関わりその2」『ぐりーん&らいふ夏』
(2021)「日本の森林・林業とSDGSと森林・林業の関わりその1」『ぐりーん&らいふ春』
(2021)「徳島県神山町の町産材集合住宅にみる木材産業の振興と地域活性化」『木材情報』2021年2月号(第357号)、19-23
(2020)「町産材集合住宅の建築過程にみる木材産業の振興と地域活性化-徳島県神山町の事例-」『木材利用システム研究会研究』第6巻、11-14
(2019)「新築非住宅建築物の木造率に関する一考察」『木材利用システム研究』5(公表準備中)
(2019)「19年増税前の住宅駆け込み需要の現状」『農業協同組合 経営実務』第74巻5月号,pp108-109.
多田忠義(2018)オーストリア山岳地域の小規模自治体を巡る.E-journal GEO 13(1),347-358.https://doi.org/10.4157/ejgeo.13.347
多田忠義(2013)書評 松本栄次 著・撮影 写真は語る 南アメリカ・ブラジル・アマゾンの魅力.林業経済66(1)28-31.https://doi.org/10.19013/rinrin.66.1_28
- 講演・発表
安藤範親・多田忠義(2022)「ウッドショックの実態とこれから」、第45回木材の実用知識講習会、木材会館、東京
安藤範親・多田忠義(2021)「ウッドショックを見極める力」、令和3年度あきた木造建築塾第3回、オンライン
多田忠義(2021)「第4回 地域活性化とは?」、基礎講座 今からでもOK! 「木材産業におけるSDGs/ESG」入門、オンライン
安藤範親・多田忠義(2021)「ウッドショック~その実態と木材関産業への影響~」、日本木工機械展2021セミナー、ポートメッセなごや
明治大学商学部2021年度秋冬学期『地域活性化システム論A』担当
安藤範親・多田忠義(2021)「解説!!ウッドショックとこれから」、(一社)日本在来工法住宅協会主催セミナー、オンライン
安藤範親・多田忠義(2021)「ウッドショックをどう読み解くか?~コロナ禍で混乱する世界の木材需要と日本の木材・住宅産業~」、木材利用システム研究会 月例研究会、オンライン
明治大学商学部2021年度春夏学期『産業立地論』担当
(2021)「COVID-19にみる木材産業の影響と今後の見通しー川上から川下までの現局面ー」(安藤範親との共同発表)、木材利用システム研究会月例研究会、オンライン
(2020)「町産材集合住宅の建築過程にみる木材産業の振興と地域活性化-徳島県神山町の事例-」木材利用システム研究会研究発表会、オンライン
(2020)「建築統計にみるCOVID-19の影響」木材利用システム研究会第99回月例研究会、オンライン
「人口・世帯予測と社会経済シナリオに基づく将来日本の森林セクター評価」林業経済学会主催、森林計画学会・森林利用学会共催 合同シンポジウム、東京農業大学、19年12月23日
「森林環境譲与税の執行環境をめぐる条件整理と関係主体の現局面に関する速報」林業経済学会秋季大会、東京農工大学、19年11月24日
(2019) 「新築非住宅建築物の木造率に関する一考察」木材利用システム研究会研究発表会,東京大学,2019年9月(口頭発表,査読なし)
(2019) “A case study of creating a local wood-based landscape and product for sustainable rural development in Kamiyama Town, Tokushima Prefecture, Japan”, A Workshop for Explorations of Comparative Ruralism in the UK and Japan, the University of Leicester, Aug. 2019.
多田忠義訳(2018)第7章 農村を演じる.マイケルウッズ 著,高柳長直・中川秀一監訳『ルーラル:農村とは何か』352p,農林統計出版.
多田忠義(2018)空き家にかかる自治体法規と地方銀行融資の地域差,日本地理学会春季学術大会,東京学芸大学,口頭発表.https://doi.org/10.14866/ajg.2018s.0_000275
- 経歴
●学歴
2002.04-2006.03 東北大学理学部地圏環境科学科(環境地理学コース,人文地理学)
2006.04-2008.03 東北大学大学院環境科学研究科環境科学専攻博士前期課程(人間環境地理学)
2008.04-2012.03 東北大学大学院環境科学研究科環境科学専攻博士後期課程(人間環境地理学)●職歴
2010.10-2012.03 仙台徳洲看護専門学校(非常勤講師)
2011.10-2012.03 仙台大学(非常勤講師)
2012.04-現在 株式会社農林中金総合研究所
2016.09-2021.03 一橋大学大学院経済学研究科(非常勤講師、非常勤研究員)
2021.04-現在 明治大学商学部(非常勤講師)●学位
2006.03 学士(理学,東北大学):(森林組合、間伐施業に関する地理学的研究)
2008.03 修士(環境科学,東北大学):ケニア中央部における小農の森林資源利用と生計戦略
2012.03 博士(環境科学,東北大学):東北日本における国産材回帰と森林セクターの再編成●外部委員・研究員等
2012.07-2021.03 明治大学特定課題研究所農山村政策研究所 客員研究員
2013.09-2016.08 木材利用システム研究会 常任幹事
2016.09-2019.08 木材利用システム研究会 幹事
2019.09-現在 木材利用システム研究会 常任幹事●受賞等
2013.03 林業経済学会学生論文賞
2015.10 第10回中日韓地理学会議ベストプレゼンテーション賞
2017.09 木材利用システム研究会賞(奨励賞)●資格等
2011.03 2010年度東北大学PFFP(Preparing Future Faculty Program)修了
2019.12 日本地理学会認定専門地域調査士
http://ajg-certi.jp/gr/licensed/list_pgr.html- その他
●専門領域
・人文地理学(特に経済・林業地理学)
・林業経済学(森林セクター)●所属学会・研究会等
【国内】
日本地理学会,人文地理学会,経済地理学会,東北地理学会,林業経済学会,日本地球惑星科学連合,木材利用システム研究会●その他委員等
2008.12-2012.03 東北大学生活協同組合組織委員
2009.05-2012.03 東北大学生活協同組合常任理事
2009.05-2010.11 第5回日韓中地理学会議実行委員
2012.03-2013.12 第8回日韓中地理学会議実行委員
2015.12-2016.12 第11回日韓中地理学会議実行委員
2010.04-2012.03 みやぎ生協COOP緑の基金運営委員会委員(2021.4.12現在)