書誌情報
論題:営業力強化を図る静清信用金庫
05.07.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 営業力強化を図る静清信用金庫
- 要旨
-
・静清信金は昨年以降、渉外活動や業務プロセスの見直しを行い、「攻めの経営」へとシフトすることで地域金融機関のひしめく静岡市内の競争激化に対処しようと努めている。
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・業務プロセス等の見直しは、①渉外担当者の午前中の業務を集金から融資開拓にシフトさせ、成約の可能性を勘案して訪問回数を調節するなど費用対効果を念頭においた渉外活動の見直し、②営業推進方策やアプローチ先の動向に関する本支店間の緊密な情報共有、③渉外活動成果の「検証・確認」の徹底化、の三つにまとめることができ、このプロセスを実直に行うことで組織を活性化させた。
・静清信金は法人部門・個人リテール部門の区分を行わず、営業を展開している。中小企業・個人企業融資では、決算内容を融資条件とせず、事業者の人柄、資質、風評、地元での実績などを基準に審査する「ご近所ローン」を導入した。個人リテールでは、住宅ローンの借換融資が増加し、顧客の立場に立った提案型営業を心掛けている。
・支店では融資担当職員の渉外活動への参加、後方事務担当と窓口担当が業務の繁閑に応じてサポートしあうなど、営業力強化に向けた効率的な人員活用を行っている。 - 刊行年月日
- 2005年07月01日
- 著者/
研究者紹介 -
古江 晋也 (フルエ シンヤ) : リサーチ&ソリューション第2部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2005年07月号 第16巻 第7号 通巻176号 38 ~ 42ページ - 掲載コーナー
- 今月の焦点
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- キーワード
- 静清信用金庫,業務プロセス,個人リテール,提案型営業
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/450.html