書誌情報
論題:広島銀行の店舗戦略
05.08.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 広島銀行の店舗戦略
- 要旨
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・広島銀行は県内貸出シェアの約三割を占め、岡山・山口・愛媛県も「地元」とみなして業務展開を行っている。従来、広島県内の金融機関は顧客、営業エリア等で住み分けが行われていたが、競争の激化に伴い、徐々に崩れつつある。
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・広島銀行は西日本の地銀のなかでトップクラスの店舗数を有していたが、店舗の管理・運営コスト等を削減し、収益・財務体質強化を行うため店舗統廃合に着手した。統廃合の対象店舗は、預金業務を主体とした「店頭特化店」・「出張所」が大半であり、原則として、顧客利便の低下を緩和する為、跡地若しくは近隣にATM を残存させている。
・店舗統廃合によって、収益・財務体質を強化する一方で、残る店頭特化店の大半を資産運用等相談業務を行う「ひろぎんマネーコンサルティングプラザ」に移行し、富裕層を対象とした取引開拓に力を入れている。マネーコンサルティングプラザには、低い預金金利を背景に多様な資産運用ニーズを持った顧客が来店し、専用ブースで、落ち着いて、気軽に相談できる場として機能している。 - 刊行年月日
- 2005年08月01日
- 著者/
研究者紹介 -
古江 晋也 (フルエ シンヤ) :調査第二部 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2005年08月号 第16巻 第8号 通巻177号 25 ~ 29ページ - 掲載コーナー
- 今月の焦点
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- キーワード
- 広島銀行,店舗,富裕層
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/456.html