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書誌情報

論題:遅れて「新興国ショック」に反応したインドネシア経済

13.11.26[ 更新13.11.26 ]

タイトル
遅れて「新興国ショック」に反応したインドネシア経済
要旨

バーナンキFRB議長が13年5月に量的緩和策第3弾を年内にも規模縮小開始する可能性を示唆したことに端を発して新興国通貨が大幅に売られ、株価も大きく値を下げた「新興国ショック」が発生した。しかし、インドネシア・ルピアは他の新興国通貨とは異なり、5~6月よりも7~8月にかけて下落幅が拡大している。
この原因は、インドネシア中央銀行による為替介入が継続して行われたものの、8月に経常赤字が過去最大規模になる中、ルピア売りの圧力が為替介入でコントロールできなくなったことにある。また、6月に燃料補助金の削減が実施されたことでガソリン価格や公共交通機関の運賃等が引き上げられたことにより消費者物価が急上昇し、インフレ懸念からルピア売りが急速に広まった要因も大きいと考えられる。

刊行年月日
2013年12月01日
著者/
研究者紹介
多田   忠義 (タダ タダヨシ) :調査第二部   研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『金融市場』
2013年12月号 第24巻 第12号 通巻276号  32 ~ 35ページ
掲載コーナー
分析レポート
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/2013/12/
第一分野
(大区分):経済・金融  (詳細区分):海外経済
第二分野
(大区分):経済・金融  (詳細区分):海外金融
キーワード
燃料補助金,為替介入、,通貨安、,経常赤字,量的緩和,インドネシア
出版者・編者
株式会社農林中金総合研究所  
ISSN
1345-0018
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/f1312ar1.pdf  623.5KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/4975.html