書誌情報
論題:底堅い住宅着工と新規貸付額が増加に転じた住宅ローン ~14年夏から15年夏にかけての動向~
15.09.29[ 更新15.09.30 ]
- タイトル
- 底堅い住宅着工と新規貸付額が増加に転じた住宅ローン ~14年夏から15年夏にかけての動向~
- 要旨
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14年夏から15年夏にかけて住宅着工戸数は底堅く推移した。内容的には、14年春に分譲、14年夏に持家、貸家がそれぞれ底打ち、一進一退しながらも総じて底堅い回復が確認された。都道府県別にみると、持家は全国的な着工減、貸家では神奈川県や愛知県などでの回復、首都圏での分譲マンション着工増、三大都市圏以外での分譲一戸建ての着工増が特徴的であった。
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住宅ローンは、新規貸付額が前年比で増加に転じたほか、残高も依然として増加している。また、住宅ローン金利は低い状態が続いている。こうした中、地銀・第二地銀の15年3月期決算説明会では、マーケット規模の大きい首都圏や中京圏などへ進出する動きや、土日対応、アパートローン強化、与信対象者の拡大など、他行との差別化を図るところもみられた。
今後を見通すと、相続税増税対策、贈与税非課税枠の一時拡大や、住宅ローン減税、消費税増税分を補てんする給付金などの政策効果に加え、住宅ローン金利は低位で推移するなど、住宅購入を取り巻く環境は当面良好といえる。 - 刊行年月日
- 2015年10月01日
- 著者/
研究者紹介 -
多田 忠義 (タダ タダヨシ) : リサーチ&ソリューション第2部 主任研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2015年10月号 第26巻 第10号 通巻299号 32 ~ 39ページ - 掲載コーナー
- 分析レポート
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- キーワード
- 住宅着工戸数,貸家,消費税増税,住宅ローン
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/5776.html