書誌情報
論題:早くも強まるゼロ金利解除時期の模索 ~新年度入り後は株価・金利とも強含み、為替は円高方向を予想~
06.04.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 早くも強まるゼロ金利解除時期の模索 ~新年度入り後は株価・金利とも強含み、為替は円高方向を予想~
- 要旨
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持続的な景気拡大やデフレ脱却に向けた動きの進展を受けて、日本銀行はほぼ5 年間に渡って継続してきた量的緩和政策の解除を決定し、ゼロ金利政策へと移行した。ただし、同時に示された「政策運営上の目安」の意味合いが曖昧であることが判明し、マーケットでは「次の一手」としての利上げ時期に関して、政策委員の発言に振り回されている。実際の利上げについてはインフレ率がもう一段加速していくというハードルをクリアする必要があると思われ、今しばらく時間がかかると見る。マーケットでは、長期金利は強含んだが、株価・為替レートはもみ合いが続いた。ただし、06 年も景気は堅調に推移するとの見通しを前提にすれば、株価・長期金利とも先行き上昇が見込まれる。実質実効レートで見れば歴史的低水準にある為替レートは、日米金融政策の方向性が変化することから、先行き円高方向に推移すると見込む。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2006年04月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) :調査第二部 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2006年04月号 第17巻 第4号 通巻185号 2 ~ 6ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/779.html