書誌情報
論題:景気先行き懸念が浮上する中、燻り続ける追加利上げ観測
07.01.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 景気先行き懸念が浮上する中、燻り続ける追加利上げ観測
- 要旨
-
年内追加利上げの帰趨を決する重要な要因として注目されていた12 月短観は、総じて企業部門の堅調さを示す内容であった。しかし、「企業部門から家計部門への波及」が遅々として進まない姿が再認識され、かつ物価指標も弱い数字が出るなど、利上げを行う環境は十分整わなかった。それでもマーケットは1 月にも追加利上げがあるとの予想が根強いが、07 年年明け後は景気減速感が強まる可能性もあると考えられることから日本銀行には慎重な対応が求められる。一方、マーケットでは、11 月下旬以降、株価は上伸したが、長期金利は概ねもみあいで推移。為替レートは12 月上旬にかけて円高が進展したが、その後は元の水準に戻っている。当面は株価・長期金利・為替レート(対ドル)とも方向感の乏しい展開を予想する。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2007年01月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) :調査第二部 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2007年01月号 第18巻 第1号 通巻194号 2 ~ 6ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/791.html