書誌情報
論題:8月利上げのサポート材料は決して多くない ~景気・物価の改善は07年度下期以降と想定~
07.08.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 8月利上げのサポート材料は決して多くない ~景気・物価の改善は07年度下期以降と想定~
- 要旨
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鉱工業生産、日銀短観における景況感など、企業関連の主要経済指標は06 年12 月頃をピークに頭打ちの状態が続いている。8 月に発表される4~6 月期GDP は1~3 月期(前期比+0.8%)に比べて伸び率が鈍化する可能性が高いだろう。ただし、この停滞は一時的であり、07 年度下期には輸出主導で景気再拡大が始まるものと予想される。金融政策については、8 月利上げ観測が根強いが、国内景気・物価情勢に足踏みが見られ、米国経済もサブプライム住宅ローン問題という懸念材料を抱える状況下で、納得のいく利上げの理由付けは困難と見ており、第3 次利上げは10~12 月期にずれ込むものと予想する。一方、マーケットは、株価・長期金利・為替レート(円/ドル)とも、レンジ内での展開が続いた。先行きは株価・長期金利とも上昇が予想されるが、円/ドル・レートは徐々に円高方向にシフトしていくものと思われる。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2007年08月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) :調査第二部 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2007年08月号 第18巻 第8号 通巻201号 2 ~ 5ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/800.html