書誌情報
論題:足踏み状態に入った国内景気動向 ~2008年内は利上げ見送りが濃厚~
08.04.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 足踏み状態に入った国内景気動向 ~2008年内は利上げ見送りが濃厚~
- 要旨
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米国経済の減速感が強まっているほか、米サブプライム問題の広がりに伴う金融システムに対する不安感も根強く、既に足踏み状態となっている国内景気に対して、これまで主導的な役割を果たしてきた輸出への悪影響が懸念されている。消費者物価は、食料・エネルギー・日用品などの値上げ本格化もあり上昇率が高まってきたが、それが消費者マインド悪化につながるなど、民間消費に対しても先行き停滞感が増すのではといった不安が強まっている。08 年度前半の日本経済は厳しい状況が続くものと予想される。また、内外の金融市場では「質への逃避」が強まる一方、株式・為替レートなどの変動幅が拡大し、市場が混乱する場面も散見されるなど、今後とも悪いニュースには反応しやすい状態が続くだろう。日銀は08 年中の利上げ判断を行うことは困難と見られる。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2008年04月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) :調査第二部 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2008年04月号 第19巻 第4号 通巻209号 2 ~ 5ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/811.html