書誌情報
論題:徐々に後退しつつある日銀の次回利上げ時期 ~企業・家計のマインド悪化に加え、輸出停滞も現実のものに~
08.08.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 徐々に後退しつつある日銀の次回利上げ時期 ~企業・家計のマインド悪化に加え、輸出停滞も現実のものに~
- 要旨
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原油など資源高騰による投入コストの高まりが企業業績を圧迫していることに加え、生活必需品を中心とした値上げの動きが消費者マインドを悪化させるなど、国内需要の減退が懸念されてきた。加えて、ここに来て世界経済の減速の強まりも見られ、頼みの綱である輸出動向にも変調が見られ始めている。内閣府・日本銀行は経済見通しの下方修正を相次いで行ったが、日本経済は当面の間かなり厳しい展開が続くことが予想される。また、金融市場では米サブプライム問題に伴う信用収縮懸念が再燃し、再び「株安・金利低下・ドル安」が進展するなど、世界的に金融資本市場には不安定な要素が残っている。こうした金融情勢や景気悪化懸念を想定すれば、日銀の利上げ再開時期はかなり後ずれしたものと思われる。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2008年08月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) : リサーチ&ソリューション第1部 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 理事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2008年08月号 第19巻 第8号 通巻213号 2 ~ 5ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/817.html