書誌情報
論題:追随利下げの決断を迫られる日本銀行 ~国内景気の持ち直しは2010年まで後ずれする可能性大~
08.11.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 追随利下げの決断を迫られる日本銀行 ~国内景気の持ち直しは2010年まで後ずれする可能性大~
- 要旨
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9 月中旬のリーマン経営破たんを契機に、世界規模で金融危機が勃発し、金融市場は大混乱を来たしている。この金融危機の勃発は、先進国経済のみならず中国など新興国経済にも悪影響を及ぼし始めており、世界同時不況の様相が強まりつつある。こうした景気悪化予想は、原油・穀物など資源価格の下落をもたらし、直接的には企業・家計のコスト負担の軽減につながるが、実際には世界的な需要減退が国内景気を下押しする力のほうが大きいだろう。国内景気の持ち直しは2010 年まで後ずれする可能性が高まった。各国中央銀行が協調利下げに踏み切る中、日銀は依然として物価の上振れリスクへの警戒を続けているが、今後とも景気悪化が続き、年末に向けて物価が沈静化する確度が高まったこともあり、円高阻止のためにも日銀は近々追随利下げに踏み切ると思われる。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2008年11月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) :調査第二部 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2008年11月号 第19巻 第11号 通巻216号 2 ~ 5ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/821.html