書誌情報
論題:底割れの可能性が高まる国内景気 ~追加的な金融財政政策が必要~
09.02.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 底割れの可能性が高まる国内景気 ~追加的な金融財政政策が必要~
- 要旨
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08 年秋以降、急激な勢いで世界的に需要が収縮しており、国内景気の牽引役であった輸出が大幅な落ち込みを見せている。それに伴って、自動車や電気機械など輸出製造業を中心に大幅な減産となっており、設備投資や雇用などへの悪影響が波及している。今後、消費の更なる悪化を通じて、製造業から非製造業へ悪影響が広がっていく可能性が高いだろう。国内景気の持ち直しは10 年度下期まで長引く可能性も否定できない。こうした需要減退に資源価格の下落が加わり、デフレ懸念が再び強まっている。日本銀行は08 年10、12 月と利下げに踏み切ったが、先行きの景気悪化やデフレ懸念、さらには円高リスクなどを踏まえれば、一段の緩和措置の検討が迫られると思われる。年度内には補完当座預金制度を撤廃し、ゼロ金利容認姿勢を示すものと予想する。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2009年02月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) :調査第二部 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2009年02月号 第20巻 第2号 通巻219号 2 ~ 5ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/825.html