書誌情報
論題:プラス成長に転換したが、下期には減速懸念も ~現行の金融政策は当面の間据え置く公算~
09.09.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- プラス成長に転換したが、下期には減速懸念も ~現行の金融政策は当面の間据え置く公算~
- 要旨
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4~6 月期の実質経済成長率は5 四半期ぶりにプラスに転じており、すでに国内景気は回復局面に入っていると判断される。しかし、需給バランスは大きく崩れたままであり、企業設備投資や雇用の悪化はしばらく続く可能性が高い。また、欧米先進国・地域の景気もまだ明確な改善が始まっておらず、中国経済だけでは牽引力不足感は否めない。当面は回復テンポが加速することなく、緩やかな回復にとどまると思われる。一方、世界的にも景気が最悪期を脱したとの見方が広がるにつれて、危機対応の経済政策からの出口戦略に対する思惑も浮上してきた。しかしながら、日本銀行自身も認めるように物価下落状態は2010 年度まで残る可能性が高いことから、現行の緩和政策は当面の間据え置かれる公算が高い。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2009年09月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) :調査第二部 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2009年09月号 第20巻 第9号 通巻226号 2 ~ 5ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/833.html