書誌情報
論題:年度下期に懸念される景気足踏みリスク ~財政・金融政策とも出口戦略までには時間が必要~
09.11.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 年度下期に懸念される景気足踏みリスク ~財政・金融政策とも出口戦略までには時間が必要~
- 要旨
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内外の政策支援によって、わが国経済は景気の持ち直し基調が続いている。しかし、需給バランスは大きく崩れたままであり、それによって発生する資本設備や雇用過剰感は根強く、企業設備投資や雇用の悪化は当面続く可能性が高い。政権交代に伴う鳩山内閣の発足後、従来の経済政策運営を修正する動きが本格化しつつあるが、曲がりなりにも景気の下支え役となっていた公的支出の一部が停止されれば、政策効果の一巡と合わさり、年度下期には景気が足踏みするリスクもある。一方、世界的にも景気が下げ止まっており、危機対応の経済政策からの出口戦略に対する思惑も浮上してきた。しかし、今後も景気回復が続いたとしても、2011 年度も物価下落が残るとの予想もあり、実際の出口戦略の採用までには相当程度時間が必要だ。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2009年11月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) :調査第二部 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2009年11月号 第20巻 第11号 通巻228号 2 ~ 5ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/835.html