書誌情報
論題:2010年前半には景気回復が足踏みする可能性も ~さらなる円高・デフレ対策が必要~
10.01.01[ 更新10.06.18 ]
- タイトル
- 2010年前半には景気回復が足踏みする可能性も ~さらなる円高・デフレ対策が必要~
- 要旨
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わが国経済は中国などアジア向けの輸出や消費刺激策などにより持ち直し傾向を続けている。しかし、大きく崩れた需給バランスが元通りになるまでには相当程度時間がかかる見込みであり、それに伴う弊害が設備投資や雇用の回復の遅れ、さらには物価下落の継続という格好で出現している。鳩山内閣では、年明けにも想定される景気減速に対応するため、財政支出規模7.2 兆円の追加経済対策を決めたほか、日本銀行もデフレ克服に向けた政策発動に一歩踏み出した。ただし、これまでのところ効果は限定的で、2011 年度まで物価下落が続くとの大方の予想も修正に至っておらず、デフレの継続が実体経済に悪影響を及ぼし続ける可能性は高い。日銀はデフレ脱却に向けた政策を続けることで、国民経済の健全な発展に資する努力を続けるべきである。
VIEW MORE CLOSE - 刊行年月日
- 2010年01月01日
- 著者/
研究者紹介 -
南 武志 (ミナミ タケシ) : リサーチ&ソリューション第1部 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 理事研究員 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『金融市場』
2010年01月号 第21巻 第1号 通巻230号 2 ~ 5ページ - 掲載コーナー
- 情勢判断(国内経済金融)
- 第一分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内金融
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):国内経済
- キーワード
- 金利,為替,株価
- 出版者・編者
- 株式会社農林中金総合研究所
- ISSN
- 1345-0018
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/market/contents/837.html