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書誌情報

論題:穀物自給率と農業保護の関係-27か国における基礎的要因と日本-

06.01.01[ 更新10.09.03 ]

タイトル
穀物自給率と農業保護の関係-27か国における基礎的要因と日本-
要旨

1 世界27か国・地域,1982~87年平均のデータを用いて,クロスカントリーの回帰分析を行った。
2 農業保護の指標である%PSE(パーセンテージPSE)%PSEの2次式により,自給率が低下から上昇に転じる傾向を検出した。相関パターンの非線形性を考慮すると,この傾向は%PSEが自給率を決定する向きの因果関係があることを示しており、筆者の仮説(所得水準が高くなるとともに穀物自給率が低下から上昇に転じる傾向は,農業保護による)を支持している。
3 分析結果から農業保護と自給率の間における双方向の因果関係を統一的に説明できる。すなわち,低い自給率は高い農業保護率をもたらすが,ある程度の水準を上回る保護率は逆に自給率を引き上げる。「農業保護がある水準を超えるとその影響は所得上昇による比較劣位化を上回り,自給率は上昇に転じる」と要約できる。
4 また,農業保護への人口の寄与も確認した。
5 日本には,高い所得,低い自給率,大きな人口という農業保護率を高める条件がすべてそろっており、日本の農業保護率は世界的な傾向と整合的に説明できる。このような高率の保護によって現状の自給率が維持されているとみることができる。

刊行年月日
2006年01月01日
著者/
研究者紹介
平澤   明彦 (ヒラサワ アキヒコ) : 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 リサーチ&ソリューション第1部   理事研究員 研究員紹介を見る
掲載媒体
定期刊行物 『農林金融』
2006年01月号 第59巻 第1号 通巻719号  30 ~ 44ページ
掲載コーナー
論調
掲載号目次
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/2006/01/
第一分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):海外農業
第二分野
(大区分):農林水産業・食品・環境  (詳細区分):国内農業
キーワード
農業保護,自給率,国際比較,規定要因,穀物,日本
出版者・編者
農林中央金庫 発行   / 株式会社農林中金総合研究所 編集
ISSN
1342-5749
PDF URL
https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n0601re3.pdf  109.6KB
書誌情報URL
https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/1792.html