書誌情報
論題:パラグアイの金融と協同組合
10.09.01[ 更新10.09.01 ]
- タイトル
- パラグアイの金融と協同組合
- 要旨
-
1 パラグアイ共和国は南アメリカ大陸の中央部に位置する人口620万人の農業国である。同国は協同組合活動の活発な国でもあり,その数は約700,類型では信用組合が多く,農協も総合事業の一環として金融事業を行っている。
VIEW MORE CLOSE
2 パラグアイの金融は,証券市場が脆弱で間接金融が中心である。その担い手は銀行と協同組合であり,このところ協同組合金融機関数が大幅に増加している。
3 中央銀行であるBCPが担っているパラグアイの金融政策は協同組合金融が対象外であるという問題を抱えており,それを解消して金融規制を一元化しようとする取組みが,金融監督と協同組合の両サイドから行われている。
4 協同組合サイドの取組みのひとつは,パラグアイ版農林中金ともいうべき協同組合銀行を設立する動きである。この取組みは,金融行政の一元化とともに,国内における長期資金の源泉を確保する意味からも注目される。 - 刊行年月日
- 2010年09月01日
- 著者/
研究者紹介 -
田中 久義 (タナカ ヒサヨシ) : 常任顧問 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2010年09月号 第63巻 第9号 通巻775号 35 ~ 43ページ - 掲載コーナー
- 外国事情
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):海外協同組合
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):海外経済
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/3611.html