書誌情報
論題:農地の流動化・集積が進む日本農業
11.03.01[ 更新11.03.07 ]
- タイトル
- 農地の流動化・集積が進む日本農業
- 要旨
-
2010年センサスで日本の農業構造の変化をみると、農家の大幅な減少や農業就業人口の高齢化の進行にもかかわらず農地の減少・耕作放棄地の拡大に一定の歯止めがみられたことが注目される。
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この背景を農地の出し手と利用側に分けて考えると、農地の出し手側の要因としては、最大の出し手である土地持ち非農家が所有農地を貸し出す傾向を強めたことが、また農地の利用側の要因としては、農地の受け皿づくりの整備がこの間進んだことがあげられる。
農地の流動化は今後さらに進むとみられ、農協系統としては農地の仲介機能強化と集落営農等受け皿組織の育成・関係強化とともに、非農家の地域住民や元農家の農地所有者の組織化等で、農業集落機能の維持・活性化を図っていく必要があろう。 - 刊行年月日
- 2011年03月01日
- 著者/
研究者紹介 -
内田 多喜生 (ウチダ タキオ) : 役員・理事長・顧問・理事研究員 等 常務取締役 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2011年03月号 第64巻 第3号 通巻781号 2 ~ 13ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):農林水産業・食品・環境 (詳細区分):国内農業
- 第二分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- キーワード
- センサス,土地持ち非農家,集落営農,耕作放棄,昭和一ケタ
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/3829.html