書誌情報
論題:米国における経済学からの農協論の諸潮流―新古典派と組織の経済学を中心に―
12.04.02[ 更新12.05.09 ]
- タイトル
- 米国における経済学からの農協論の諸潮流―新古典派と組織の経済学を中心に―
- 要旨
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わが国農協も、競争制限的な規制のもとにあった時期には、規制の影響力が強いこともあり、組織と事業をどのような枠組みで把握したとしても、そのことが現実の経営成果に与える影響は、相対的には大きなものではなかったと思われる。しかし規制緩和のもとで事業を続ける以上、協同組織性(農協が組合員の団体であるという性格)と事業性の関係をどうとらえるかという点は、影響の大きい重要な問題になっていると考えられる。
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そのなかで、農協における協同組織性と事業性の関係や、一般事業法人(株式会社)と農協の、それぞれの事業特性、強み・弱みなどの分析を進化させていく必要があるが、その際には、米国における経済学からの農協論の蓄積も、基礎の1 つとして十分活用していくことが必要であろう。 - 刊行年月日
- 2012年04月01日
- 著者/
研究者紹介 -
小野澤 康晴 (オノザワ ヤスハル) : 調査第一部副部長 研究員紹介を見る - 掲載媒体
- 定期刊行物 『農林金融』
2012年04月号 第65巻 第4号 通巻794号 2 ~ 21ページ - 掲載コーナー
- 論調
- 第一分野
- (大区分):協同組合・組合金融・地域 (詳細区分):農協
- 第二分野
- (大区分):経済・金融 (詳細区分):その他
- キーワード
- ミクロ経済学,新古典派,制度学派,新制度学派,取引コスト理論,エージェンシー理論
- 出版者・編者
- 農林中央金庫 発行 / 株式会社農林中金総合研究所 編集
- ISSN
- 1342-5749
- 書誌情報URL
- https://www.nochuri.co.jp/periodical/norin/contents/4288.html